結婚は２人にとって非常に大きなライフイベントです。そのため周囲にも大きな影響をもたらします。会社に勤めている方は、必ず会社に結婚の報告をしなくてはなりません。
しかし「結婚報告はどのようにするのか？タイミングは？」と悩む方もいるのではないでしょうか。
この記事では会社への結婚報告のタイミングや伝え方など、例文を用いてお伝えしていきます。
会社への結婚報告は早めに
結婚によって自身のプライベートは大きく変化します。結婚式や新婚旅行、後々の妊娠・出産などで長期休暇を取ることが予想されるからです。そのため結婚したら、早急に会社へ報告しなくてはなりません。
では具体的にいつ、どのようなタイミングで報告すると良いのでしょうか。
報告する時期としては入籍する前段階で、事前に上司へ報告しておいた方が良いでしょう。入籍日は仕事を休み、２人でゆっくり過ごす方も多いと思います。上司にだけでも事前に伝えておいた方が休みの申請がしやすくなります。
入籍を無事に終えた段階で改めて上司に報告し、そのタイミングで同僚や部下に伝えるようにしましょう。ここでは必ず上司に先に報告するようにしてください。同僚や部下に先に伝えてしまい、周囲のうわさや望まない形で上司に伝わってしまうと、職場での人間関係に影響する可能性があります。
また会社の上司や同僚に挙式に参列してもらう場合、挙式の半年前を目安に伝えるようにしましょう。その時期に伝えておくと結婚式の招待状やゲストリスト作成も楽になります。
相手別 結婚報告例文集
基本的に結婚報告は相手に直接伝えるようにします。
ただし、就業中にいきなり上司に報告しにいくのは社会人のマナーとしてよろしくありません。上司には、「お話がありますので、後ほどお時間をいただけないでしょうか」などと伝え、時間のあるときに報告するようにしましょう。
同僚や部下には休憩のタイミングや終業後に伝えるのが無難です。
しかし時間がない場合や顔を合わせる機会がないなど、どうしても報告が難しい場合もあると思います。そういった場合はメールや電話で伝えるようにしましょう。
ここからは相手別にメールで伝える場合のポイントと例文をお伝えします。必ず伝えるべき内容として、以下の４点です。
- 結婚の報告
- 結婚式を挙げるのか、挙げる場合は結婚式の日程
- 姓の変更
- 仕事を続けるのか
４点のポイントを抑えた例文が下記になります。
上司へのメール文（結婚式に招待する場合）
〇〇部〇〇課
〇〇様
お忙しいところ、失礼いたします。
私事で大変恐縮ですが、この度、縁があり、結婚することになりました。
つきましては、〇月〇日、【会場名】で挙式を行う予定です。
××様にも、ぜひご列席いただければと存じます。
式の詳細につきましては、後日改めて招待状をお送りいたしますので、何卒よろしくお願いいたします。
なお、結婚に伴い、名字が変わりましたことを、あわせてご報告させていただきます。
新しい名前は、〇〇〇〇です。
メールアドレスも下記の通り、変更となります。
【新しいメールアドレス】
直接ご報告するべきところを、メールでのご連絡となり申し訳ございません。
今後は、仕事と家庭を両立できるよう、より一層精進してまいります。
ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
〇〇部〇〇課
【あなたの新しい名前挿入】
また中には結婚式に招待しない方へメールを送る場合や、結婚後は退職をする方もいるでしょう。その際はメール文中の該当部分を下記のように変更するようにしましょう。
結婚式に招待しない場合
結婚式は身内のみで済ませることになりました。
ご招待できず申し訳ございません。
仕事を退職する場合
なお、結婚後は仕事を退職させていただく運びとなりました。
現在の私の担当業務につきましては、○○に引き継ぐ形となりました。
ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございません。
何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
取引先への報告は必要？
結婚はあくまでプライベートなことのため、基本的に取引先への報告は必要ありません。しかし改姓する場合やメールアドレスが変更になる場合は、取引先との連絡に影響が出てくるため、報告が必要です。
メールの内容を上司に相談・確認してもらい、取引先へメールを送るようにしましょう。
まとめ
この記事では結婚報告の順番、メールの例文をお伝えしました。
- 結婚報告は最初に上司へ報告、その後先輩、同僚、部下へ伝える
- 基本的には直接報告を。難しいようであればメールでも可
会社への結婚報告は職場での人間関係や仕事内容にも大きく影響してきます。記事を参考に好印象をもってもらえるような報告ができると良いですね。
