近年、自然災害やウイルス感染など身近に起こりうるトラブルというのが増えてきています。
こういった災害などの被害にあったとき結婚式をキャンセルしたことで料金が発生してしまうケースもあります。
これらはいつ誰に起こってもおかしくないことで不安が絶えませんよね。
そこで今回紹介するのが結婚式用の保険についてです。
いつ災害が起こるか分からない日本だからこそ、特別な結婚式で悲しい思いをしないために出来る対策になるので、知っておくと便利な情報になります。
この記事を参考に自分たちの結婚式で保険をどうするか決めることが出来るようになるでしょう。
結婚式の保険とは
ここ数年で式場側からすすめられることが増えてきた結婚式専用の保険。
結婚式専用の保険とは、大型の台風やウイルス性の病気などで結婚式を延期せざるを得ない状況になったとき、その際に起こるキャンセル料などを保障してもらうものです。
そこでまず初めにどのような人が加入しているのか、保険の種類について紹介していきます。
どのような人か加入しているのか
ウイルス感染が多い冬の時期や台風がよく来る秋に加入している人を多く見かけます。
最近ではコロナウイルスに感染してしまったときのために加入してる人が増えているようです。
結婚式が2月だからコロナ以外にもインフルエンザ等も心配。だから少しでも安心して当日を迎えられるように
もし当日、自分達が感染して結婚式を取り繕う事が出来なかった時のために保険に加入しましたが、挙式日が延期したらその延期日にまで保険も延期出来る…との事で❣️
元はコロナ用の保険ではないのでカバーし切れない所も沢山ありますが加入した事での安心感?安堵感?は凄くあったのを覚えています。
どのような種類があるのか
現時点で結婚式用の保険というのは、結婚式総合保険『佳き日のために』の一つのみです。
どこの申し込み口からでも式日より45日前までが加入期限となっています。
式準備が始まると準備に忙しく申し込みを忘れてしまうケースがあるため、加入を検討している人は早めに加入しておいた方が安心です。
ただし、式場と式日が決まっていないと申し込みが出来ないため、先に式場を決める必要があります。
【加入できる場所】
- 式場:保険と提携している式場が多くあり、式場で申し込み
- あそしあ少額短期保険(直営店):HPや直営店、電話などで申し込み
- 保険会社:ゼクシィ保険や保険会社より申し込み
保険の内容
保険には3つのプランがあり、プランの金額によって保障される金額が変わってきます。内容はどのプランでも共通しているため、自分たちの予算に合わせて選択しましょう。
プランA | プランB | プランC | |
保険料 | 5万円 | 3万円 | 1万円 |
キャンセル料補償限度額 | 850万円 | 500万円 | 150万円 |
挙式当日補償(共通) | |||
修理費用(設備) | 100万円 | 100万円(自己負担3万円) | 100万円(自己負担3万円) |
修理費用(貸衣装) | 30万円 | 30万円(自己負担3万円) | 30万円(自己負担3万円) |
招待客救急搬送 | 1万円 | 1万円 | 1万円 |
新郎新婦入院一時金 | 10万円(お互い入院した場合20万円) | 10万円(お互い入院した場合20万円) | 10万円(お互い入院した場合20万円) |
補償金額を見てみると、都内で結婚式を行う場合、費用が300万円以上かかる式場が多いため、プランB以上のプランに入っておくと安心できるでしょう。
対象になるのは主に新郎新婦が中心です。
他にも条件によっては両家両親やゲストも対象になることもありますので、気になる人は詳しく見ておくことをおすすめします。
内容については後ほど詳しく紹介していきますのでそちらを参考にしてください。
保険適応の具体例
先ほど結婚式のための保険があることを紹介しました。
金額や種類について理解することが出来たことでしょう。
そこでさらに保険について知るために、具体的な補償内容について紹介していきます。
7日以上の入院
新郎新婦、両親、子供が7日以上入院したことが理由で結婚式をキャンセルする場合、保険の対象になります。
しかし、保険加入前に既に長期の入院が決まっている場合は保険対象外です。
インフルエンザやコロナウイルス感染、妊娠中でも7日以上の入院であれば保険対象となります。
自宅待機・緊急入院
式当日に新郎新婦のどちらかが病気やケガで緊急入院・医師による待機指示を受け結婚式をキャンセルした場合、保険の対象になります。
ウイルス感染でも医師の指示による自宅待機あれば対象です。
身内の不幸
新郎新婦、両親、子供、兄弟の誰かが亡くなったことによる結婚式のキャンセルも保険の対象となります。
災害
自然災害による新郎新婦の住む家が半壊以上、家財に100万円以上の損害が出たことで結婚式をキャンセルした場合、保険の対象となります。
コロナウイルス感染によるロックダウンで公共交通機関が機能しなくなり、結婚式をキャンセルした場合は保険の対象外となるため注意してください。
衣裳や設備の破損
式場で借りている設備や備品、レンタル衣裳を破損してしまった場合、保険の対象となります。どちらもプランA以外は自己負担額3万円を支払う必要があります。
2-6. 式中での救急搬送
ゲストを含む、急性アルコール中毒や体調急変による救急車での搬送された場合、保険の対象となります。
タクシーや自家用車での搬送の場合は保険の対象外となるので注意が必要です。
まとめ
今回は結婚式の保険について紹介してきました。
- 結婚式のための保険は「佳き日のために」
- 病気、怪我、妊娠による入院や自宅待機が不安な場合、加入した方が安心
- 300万円以上の結婚式費用の場合、プランB 以上の加入がおすすめ
- 内容によって保険適応外になるため確認が必要
最近、大型の台風やウイルス感染など心配なことが増えてきているため、安心を購入するという意味で、保険に入っておいた方が何かと安心かと思います。
結婚式の保険新郎新婦の入院や式場の備品の破損などを対象としているため、コロナウイルス対策に特化した保険ではないことを理解した上で保険加入を検討してくださいね。