チャペル式ってどんなもの?式の内容を理解して自分のやりたい結婚式を見つける

結婚式

結婚式には様々な種類があります。

中でも一番人気なのはチャペル式ですが、どの結婚式スタイルにしようか悩んでいる人もいることでしょう。

そこで今回はチャペル式について詳しく紹介していきます。

他の結婚式スタイルも合わせて紹介していきますので、どのスタイルが自分の好みに合っているか知ることが出来るようになるでしょう。

この記事を読んで理想の結婚式スタイルを見つけてくださいね。

結婚式の種類

日本での結婚式は様々な種類があり、4つの結婚式の形があります。

ゼクシィトレンド調査2019年によると一番人気はキリスト教式であるチャペル式でした。

【2019年 挙式形式】

  • チャペル式 55.2%
  • 神前式 20.5%
  • 人前式 20.1%
  • 仏前式 0.1%

ではここでこれら4つの結婚式がどのような内容なのか具体的に紹介していきます。

チャペル式

一番メジャーな式スタイルで、独立教会や大聖堂、結婚式場に併設してあるチャペルなどで結婚式を行います。

欧州の結婚式スタイルを取り入れたため、衣裳はウエディングドレスとタキシードの洋装で行うことが多いです。

結婚式場やホテルに併設しているチャペルは教会に似せた建物なため、誰でも結婚式を行うことが出来ます。

しかし、普段礼拝を行っているような独立した教会によっては宗教上の問題でその施設で挙式を挙げることが難しい場合もあるので、気に入った教会で結婚式を行いたい場合、注意が必要です。

教会で行う場合、2種類の宗派がありカトリックとプロテスタントに分かれます。

カトリック

キリスト教の中で最も大きな教徒がいるのがカトリック。カトリックの場合、結婚式を行うためのいくつかの条件があります。

  • 新郎新婦のどちらかがカトリック教徒でなければならない
  • 初婚であること(死別している場合は可)
  • 祭壇には十字架にかけられたキリストの像がある
  • 肌の露出を出すことはNGなため長袖などを着る必要がある
  • 結婚式を行う前に講習を受けなくてはならない

その教会によって違うため、結婚式を行いたい場合、事前に式を挙げることが出来るか確認しておく必要があります。

プロテスタント

カトリックとは違い、誰でも礼拝や結婚式を行うことが出来るのがプロテスタント。

結婚式場と提携している教会はプロテスタントのことが多いです。

  • 誰でも結婚式を行うことが出来る
  • 祭壇の後ろにあるのはキリスト像がついていない十字架のみ。

カトリックに比べて比較的制限が少ないプロテスタントですが、教会によっては講習を受ける必要があるためこちらも事前の確認が必要です。

神前式

日本で定着している結婚式スタイルであるのが神前式。

最近再び人気が高まってきている結婚式スタイルです。

白無垢と紋付袴の和装で行います。

神社や神宮で行うことが多いですが、ホテルにある神前式用の建物で挙式を行うこともできます。

神社で神前式を行う場合、神聖な場所であることから規定など厳しいことが多く、衣裳や式内容に指定があることが多くあります。

人前式

自分たちらしさを重視した、自由度の高い結婚式が人前式。

許可さえもらえればどの施設でも結婚式を行うことが出来、結婚式場のチャペルで和装を着ることも可能です。

自分たちで内容を決めることが出来るのでゲストと一緒に結婚式を造りたい人たちに人気のスタイルになります。

仏前式

日本で行われていた古くから伝わる伝統的な結婚式が仏前式。

衣裳は白無垢や色打掛、振袖の和装が多いですが、身内だけで行う場合はセミフォーマルな洋装で済ませることもあります。

神に結婚を誓うチャペル式や神前式とは違い、仏教の教えに基づいて仏様や先祖に結婚できる縁を感謝する内容になります。

寺で行うこともできますが、多くは自宅で行うことが多いです。

チャペル式の流れ

結婚式には4種類あることを紹介してきた中で、チャペル式が一番人気であることを理解できたことでしょう。

そこでチャペル式についてより理解するために、チャペル式ではどのようなことをするのか具体的な内容について紹介していきます。

ゲスト入場

チャペル式の場合はまずはゲストから入場します。

ゲストが先に入り新郎新婦を迎える準備をしています。

新郎新婦はそれまで控室で待機です。

牧師挨拶

開始時刻になりゲストが揃ったのを確認したら、牧師の挨拶で結婚式の開始を宣言します。

 新郎入場

牧師の合図で新郎を迎えます。ほとんどの人が一人で入場することになりますが、新婦と共に入場する人もいるため、一緒にバージンロードを歩きたい場合は式場に確認しておくことをおすすめします。

 新婦入場

新郎の入場が終わると次は新婦入場です。

扉が開いたタイミングで母親からベールを下ろしてもらう「ベールダウン」の演出を取り入れることが出来ます。

式場によっては入場前に家族だけで「ベールダウン」を行う場合もありますので、どのタイミングで「ベールダウン」が出来るのか確認しておきましょう。

賛美歌斉唱

結婚式で定番の賛美歌312番の「いつくしみ深き」を全員で歌います。

この曲は作詞者が、辛い人生の中で祈り続けることで神に支えられながら前向きに生き抜いたときに出来た曲です。

その経緯があることから、神はいつでも人々を見守り支えているという意味を込めて結婚式で歌われるようになったそうです。

聖書朗読

賛美歌が終わると牧師から新郎新婦へ聖書の一部を抜粋した夫婦に対するメッセージを朗読してくれます。

内容によっては人間が出来たきっかけの話が元になっているため男尊女卑に聞こえるものもあるため、聖書に詳しく内容が気になる人は式前に神父か牧師に相談するといいでしょう。

チャペル人前式の場合、賛美歌斉唱と聖書朗読は省略することもできます。

誓約

聖書朗読が終わるとそのままの流れで結婚に対する誓いの言葉を交わします。

「健やかなるときも病めるときも~」で有名なフレーズがここに入ります。

チャペル人前式の場合、自分たちでゲストに向かって挨拶する場面になります。

指輪の交換

誓いの言葉に引き続いてお互いの愛を誓い合う証として、指輪の交換をします。

指輪の交換は、お互いの愛を誓いあう意味があるそうで、左手の薬指に指輪をはめることでその意味を成すそうです。

ベールアップ

誓いの言葉と指輪を交わしたことで二人が夫婦になることが出来るようになります。

このときに初めて新婦の顔を直接見ることが出来るので、このタイミングでベールアップをして、誓いのキスを行います。

キスをするのは特に決まりはないため、恥ずかしい人は頬でも問題ないので二人でキスをする場所を決めておくことをおすすめします。

結婚宣言

牧師や進行役の人がこれらの誓いを経て夫婦になったことを宣言します。

結婚証明書署名

結婚宣言後、結婚証明書に二人の名前を記入します。

法的な効力はないのですが二人が結婚した照明になるものなので、最近では証明書のデザインをこだわる人が増えてきています。

結婚式場でのチャペル式の場合、証明書のデザインが決まっていることがほとんどです。

人前式の場合、自分たちで証明書を手配することになるため、ゲストに装飾をしてもらうようなデザインにして飾れる証明書にする人が多くいます。

結婚成立の報告

これらの内容が無事に終わると牧師によって、二人の結婚が成立したことを報告されます。そしてそのまま結婚式が閉式となります。

新郎新婦退場

閉式宣言が行われるとまず初めに新郎新婦が退場となります。

次のセレモニーの準備をするためです。

退場の際はヴァージンロードを再び歩き、ゲストからは拍手で見送られます。

フラワーシャワー

新郎新婦が退場するとゲストもそのままの流れでチャペルを後にします。

そのあとは夫婦となった新郎新婦をお祝いするためにフラワーシャワーなどのセレモニーを行います。

チャペル式だからこそ出来ること

これまで結婚式の種類や、チャペルで行う式の流れについて紹介してきました。

チャペル式がどのような内容なのか理解できたところで最後はチャペル式で出来ることについて紹介していきます。

 ベールダウン・ベールアップ

感動的なシーンでもあるベールダウンは結婚式では欠かせない演出です。

チャペル式では、扉が開いてゲストに見守られる中ベールダウンを行うことが出来ます。

もちろん新郎が行うベールアップも欠かせない演出です。

ぎこちない手つきでベールを上げ、二人がはにかみあう姿は見ているゲストをほっこりさせます。

フラワーガール、リングボーイ、トレーンベアラー

お子さんや親族に小さな子供がいる場合、その子たちに結婚式の準備を手伝ってもらえる演出があります。

それが、フラワーガールやリングボーイなどで、どれもヴァージンロードに映える演出です。

どれも子供だけで行う演出のため、スタッフの言っていることが理解できる年齢であり、一人で頑張れる年齢の子にお願いするといいでしょう。

フラワーガール

新郎新婦が歩くヴァージンロードを二人が歩く前にフラワーガールが花びらで華やかにしていく演出です。

もちろん男の子も出来ますが、式場によっては主役の二人より先にヴァージンロードを歩くことをNGとしているところもありますので、その場合は、フラワーシャワー用の花びらを配るフラワーガールとしてお願いするのもおすすめです。

リングボーイ

指輪交換に使うリングピローをリングボーイが運ぶ演出です。

指輪交換のタイミングで運ぶことが多く、指輪という貴重品を運ぶということと、全員の視線を受けることになるため、確実に運べる子にお願いするのがおすすめです。

トレーンベアラー

新婦のウエディングドレスのロングトレーン(裾)を持ち介添をする演出です。

新婦の介添をするので女の子がおすすめで、10歳前後の大き目のお子さんにお願いするのが安心です。

しかし、ドレスの形が崩れてしまうのと、ロイヤルウエディングで使われるような長いヴァージンロードでないと映えない演出なので、日本で行われることはあまりありません。

生演奏、ゴスペル

天井の高いチャペルは音が響くため生演奏やゴスペルがとても良く聞こえます。チャペルで歌われる賛美歌はより神聖な場へと変えてくれるため、厳かな結婚式を行うことが出来ます。

シャワーセレモニー、コンフェッティ

結婚式が無事終わると、ゲストから直接お祝いしてもらえるタイミングが出来ます。

それがシャワーセレモニーです。最近の結婚式では様々なシャワーセレモニーがあり自分たちの好みの内容で行うことが出来ます。

ここでは代表的なシャワーセレモニーについて紹介します。

フラワーシャワー

花によって身を清め、二人の幸せを妬む悪魔から守れるよう花びらを振りかけます。生花はもちろん造花でも問題ありません。

ライスシャワー

独立教会などで多く使われるのがライスシャワー。

二人の生活に苦がないよう願いを込めて振りかけます。

私の結婚式ではライスシャワーだったのですが、これ、実は意外と痛いんです…。なので振りかけるときは優しく投げてあげてくださいね…。

フェザーシャワー

可愛らしいのが好きな人に人気なのがフェザーシャワー。

天使の羽を使うことで悪魔を追い払うとされています。

羽だけだとボリュームが足りないと感じる人もいるため、フラワーシャワーの中に羽を混ぜて一緒に振りかけるケースもあります。

コンフェッティ

Instagramで人気が高まっているのが紙吹雪を使ったコンフェッティシャワー。

金や白などの輝く紙を細かく切って振りかけると、キラキラしてとても綺麗に写真が撮れます。

好きな形に切ることも出来るので、自分好みの装飾を作ることができます。

まとめ

今回は結婚式で人気のチャペル式について紹介してきました。

  • 約半数の人がチャペル式で結婚式を行っている
  • チャペル式はキリスト教式を基に行われている
  • ヴァージンロードを活かしたチャペル式ならではの演出がある

牧師さんが見守る中、厳かな雰囲気で行う結婚式は花嫁の憧れのスタイルであり、チャペル式ならでは。

チャペル式だからこそできるベールやヴァージンロードを使った演出を取り入れて、憧れの結婚式を目指しましょう!

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