結婚と言うと皆が華やかな、キラキラしたものをイメージする素晴らしいものですよね。
ですが、近年そんな結婚を利用し詐欺行為を行う人たちもいます。
ここでは、結婚詐欺の特徴、実際の実例、対策方法を紹介していきます。
これから結婚を考えているかた、まだ未婚の方は是非参考にしてください。
結婚詐欺の特徴とは?
結婚したいという気持ちを利用して、お金などを騙し取る絶対に許せない結婚詐欺の特徴とは、どのようなものなのでしょうか?
結婚詐欺の特徴について知っておきましょう。
様々な理由をつけて借金をしようとする
結婚詐欺の大きな特徴として言えるのが、あらゆる理由をつけてお金を引き出させようとするということです。結婚詐欺師の目的は、いかに多くのお金を奪い取ることができるか?なので、ある程度の信頼関係を築いたらお金の無心をします。
逆にお金を貸して欲しいと言われたら怪しいと疑うべきです。
よくある理由としては、事業が失敗した、親が病気、仕事で大きな損害を出してしまったなど様々な理由をつけてお金を貸すように言ってきます。もしもどうしても貸したいのなら、公的な身分証明書の提出、借用書を作成しましょう。
これは自分自身を守るためです。結婚詐欺師は自分の身分がばれること、証拠が残ることを嫌いますので、拒否するケースが多いです。そのような場合には結婚詐欺と思って良いでしょう。
何かと結婚を匂わせる
結婚適齢期や結婚を焦っている人にとって気をつけなければならないのがこれです。将来的に結婚するということを匂わせます。しかし、結婚詐欺の場合にはそもそも結婚する気がないので、なんだかんだのらりくらりとかわしてきます。
言葉だけで、まったく結婚する気がないのは要注意です。
情報が少ない
初対面では、名前やどんな仕事をしているのかなど簡単な挨拶をします。そして、交際していくなかで、自分が勤めている会社や住んでいるところ、家族構成など色々な情報を知ることができます。
しかし、結婚詐欺の場合には相手に知られたくないため、自分を特定することができるような情報はださない、もしくは嘘を言うというのが特徴です。
個人を特定することができないほど情報が少ないというのはかなり怪しいと言えるでしょう。
交際に発展するまでが早い
結婚詐欺の目的はいかに早く自分を信用させて、いかに多くのお金を引き出すかです。そのため、長い時間をかけるということはあまりしません。急接近して交際に発展して、結婚を匂わせながらお金を引き出させます。
そもそも普通の恋愛ではそんなに急接近するというのはあまりないので、急接近してくるというのは注意した方がよいでしょう。
ルックスはあまり関係ない
結婚詐欺師というと、イケメンや美人を想像する人が多いですが、実はルックスというのはあまり関係ありません。ルックスだけで結婚詐欺師かどうかを判断することは出来ません。
むしろ普通のルックスであるというケースが多いと言われています。
実際の手口について
実際に、結婚詐欺にあった人はどのような手口で騙されてしまったのでしょうか?いくつかの実例を挙げて解説します。
実例1
「将来結婚したときのために資金をためよう」などと言って、40代の男が自分の銀行口座に約200万円を女性に振込ませた。それ以外にも10回にわたり、合計約1300万円をだましとった。
実例2
50代の男性に20代の女が「元の交際相手に500万円の借金がある」「好きな人と一緒にいたいから借金を返したら山梨に行く」などと言って、男性から約310万円を騙し取った疑いで逮捕。
実例3
結婚する意思がないのに厚労省職員とかたり40代の女性と交際を続け、好意に乗じて計7回にわたり現金120万円を騙し取った50代の男を逮捕
このように、「結婚したい」という気持ちを巧みに利用してお金を引き出させようとしてきます。お金を貸して欲しいなどという人には注意が必要です。
結婚詐欺に対する対処法とは
結婚詐欺に引っかからないようにするためには、どのような対処法があるのでしょうか?
お金があることを言わない
結婚詐欺の目的は、お金です。そのため、公務員や上場企業に勤めている人など、お金を持っていそうな人のところに近づいてきます。お金を持っているということを知られるとお金の無心がはじまります。
それを防ぐには、お金があるということを絶対に言わないようにするということです。
お金がなさそうだという場合には、結婚詐欺師は深入りしません。自分や家族にお金があることを知られないようにしましょう。
頼れる人に相談してみる
結婚したいという思いが強すぎて、本来であれば引っかからないのに引っかかってしまうというケースがあります。自分1人ではおかしいと感じていても好きだから、結婚相手が困っているからなどということでお金を貸してしまいます。
それを防ぐには、頼れる人に相談するのがおすすめです。他にも弁護士など信頼出来る人に相談してみるとよいでしょう。
誰かに相談することで、物事を冷静に考えることができますよ。
個人情報を把握しておく
結婚詐欺師は自分の情報を知られるということに、強く抵抗します。そのため、怪しいという場合には身分証明書などで確認しましょう。口だけでは、いくらでも嘘が言えるので、本人に聞くだけでは不十分です。
逆に個人情報を聞いて答えられないような人とは、交際できないと言ってみるのもよいでしょう。
確認をせずに、安易にお金を貸してしまうのはとても危険です。
結婚詐欺師に大切なお金を奪い取られないようにするためには、色々なところに注意をする必要があります。
是非皆さんも参考にしてください。