結婚式の進行内容を考えた時に、何をしようか悩む人は多くいます。
しかし、最近では友人のスピーチや余興を一切しないゆったりとした結婚式にする人が増えてきているのです。
私ものんびりした結婚式にしたかったため、自分の結婚式の時には友人からの余興を一切なくし、歓談の時間に回しました。
そこで今回はアットホームな結婚式にするために出来ることやメリット・デメリットについて紹介していきます。この記事を読むことで自分たちらしい結婚式を見つけることが出来るようになりますよ。
結婚式に対する価値観の変化
友人のスピーチや余興が当たり前だった少し前の結婚式とは全く違い、アットホームな結婚式に変化している現在。
最近の結婚式は友人のスピーチや余興を無くし、披露宴の時間を食事や歓談の時間に充てる人が多くいます。
そこで最近の結婚式の傾向について紹介していきます。
お祝いのため<ゲストに感謝を伝えるための場
結婚を盛大にお祝いしてもらう結婚式から、新郎新婦がゲストへお世話になった感謝の気持ちを込めたおもてなしの想いから生まれたアットホームな結婚式へ変化してきています。
ゲストの余興の減少
アットホームな結婚式を希望する人が増えてきていると同時に、ここ数年のゲストの余興の割合を比べていくと、年々減少しているのが分かります。
招待客による余興の割合
- 2019年 34.2%
- 2018年 35.9%
- 2017年 38.6%
- 2016年 42.7%
- 2015年 44.5%
(ゼクシィトレンド調査2019年:https://souken.zexy.net/data/trend2019/XY_MT19_report_06shutoken.pdf)
アットホームな結婚式にするために出来ること
余興をなくすことで時間を持て余してしまわないか不安に思う人もいることでしょう。
しかし、結婚式の料理はほとんどコース料理で出てくるため、披露宴の時間を十分に使って食事を楽しむことが出来るので、無理に余興を入れる必要はありません。
そこで、私がアットホームな結婚式にするためにしたことを紹介します。
- 友人のスピーチや余興を一切無くす
- 主賓の挨拶類は無くし、新婦側の父に乾杯の挨拶を頼む
- 中座は無くし、常に披露宴会場にいられるようにした
- 中座を無くすために、色直しは挙式と披露宴の間に行った
- 歓談中、テーブルラウンドをしてテーブルごとに写真を撮る時間を作った
- 上司や主賓は呼ばない
- 歓談中、新郎新婦が各々自由に動ける時間を作った
内容を詰めるのではなく、自由に過ごせる時間を多く取り入れることでゲストと同じ時間を楽しむことが出来るようになります。
しかし、中にはゲストからの余興を一切しないという選択をすることに抵抗を感じる人もいることでしょう。
そこで、続いては友人にスピーチや余興をお願いする際のメリット・デメリットについて紹介していきます。
友人にスピーチをお願いするメリット・デメリット
アットホームな結婚式にする人の多くの傾向としては、ゲストの余興よりも食事や歓談の時間を増やす傾向にあることが分かりました。
それでも友人にスピーチをお願いしないのは失礼に当たるのでは?と感じてしまう人も中にはいます。
しかし、人によってはスピーチや余興が負担になってしまうこともあるのでお願いする際には注意が必要です。
ではここで、友人にスピーチや余興をお願いする場合のメリット・デメリットについて紹介していきます。
メリット
- 友人からのスピーチをしてもらえるのは純粋に嬉しい
- みんなが知らない自分を教えてくれる
- より友人の大切さを感じることが出来る
デメリット
- スピーチをお願いされた人は準備などで忙しくなり食事どころではなくなることも
- スピーチをすることで緊張してしまい披露宴を楽しめない人もいる
- 結婚式にふさわしくない内容のスピーチをされてしまうこともある
ゲスト全員でにぎやかに楽しむ場合や大切な友人からの言葉が欲しい人にとっては、スピーチはいい余興になることでしょう。
しかし、人によってはスピーチを頼まれたことでプレッシャーに感じてしまったり、結婚式を楽しむ時間がなくなってしまう人もいるため、お願いする人の性格やゲストの雰囲気を考えてどうするか決めるのがおすすめです。
ちなみに、私は結婚式の余興をお願いされたとき、当日までの練習や当日の準備で忙しく結婚式をあまり楽しむ時間がなかった記憶がありますので、食事を楽しんでほしいという思いがある人は、友人からの余興は避けた方がいいかもしれません。
アットホームな結婚式におすすめの余興の内容6種類
これまで最近の結婚式の傾向や、友人からの余興について紹介してきました。
友人からのスピーチをなくすことで、披露宴の時間を確保できるため食事や歓談をゆっくり楽しんでもらえることが分かりましたが、余興の定番であるケーキカット以外に何もしない結婚式というのは寂しいと感じてしまう人もいることでしょう。
そこで、友人からのスピーチなどの余興を無くす代わりに、ゲスト全体で楽しめるおすすめの余興について紹介していきます。
サンクスバイト
新郎新婦がケーキを食べさせ合う「ファーストバイト」の他に、「サンクスバイト」というものがあります。
新郎新婦がお世話になった人に感謝の気持ちを込めてケーキを食べさせてあげるという余興です。
新郎新婦から両親にサンクスバイトを行うのが一番人気ですが、仲のいい友人にサンクスバイトをするというパターンも人気です。
大切な友人やお世話になった人がいるならばぜひおすすめしたい余興になります。
中座パートナー
披露宴の定番といえば、中座のパートナー。
新郎新婦それぞれがお世話になった人と一緒に退場する姿はとても感動的です。
結婚式ではなかなか出番のない、母親や兄弟、祖父母などはもちろん、仲のいい友人に中座をお願いする人も多くいます。
各卓フォト
披露宴ではゲストがメインテーブルに行き、新郎新婦と写真を撮るのが当たり前になっていますが、中には写真が一緒に撮れなかったという人もいます。
せっかくの結婚式なのに写真に残せないというのは寂しいですよね。
そこで確実に全員と写真を残すためにおすすめなのが、各テーブルに写真を撮りに行く「各卓フォト」。各テーブルのゲストが揃っている状態で写真を撮るため、全員との写真を必ず残すことが出来ますよ。
テーブルラウンド
余興がなく寂しいという人は、各テーブルに回って装飾などを施していく「テーブルラウンド」がおすすめ。各テーブルに行けるためゲスト全員と顔を合わせるが出来ます。
- キャンドルサービス:各テーブルにあるキャンドルに火を灯していくもの
- バルーンスパーク:各テーブルにあるプレゼントが仕込まれたバルーンを割っていくもの
- ビールサーブ:ビールサーバーを持った新郎新婦が各テーブルにビールを注いていくもの
フリータイム
大きな余興を一切に無くす代わりに、新郎新婦が自由に動けるフリータイムを設けるのもおすすめです。
メインテーブルにいるのが当たり前のように感じる結婚式ですが、席に座っている理由がなければ実は、新郎新婦は自由に動いていいのです。
二人で一緒にゲストのところへ回るのもいいですし、それぞれが話したい人のところへ向かうのでもいいので、ゲストとの触れ合う時間を大切に出来ます。
中座をなくす
披露宴中の中座は実は時間を多く使ってしまうもの。
色直しをする場合、最低でも20分は時間がかかってしまうので、その分会場内に主役は不在となります。
その時間もゲストと過ごしたいという人は中座をなくすという方法もおすすめです。
以上がアットホームな結婚式におすすめの余興内容でした。自分たちの目指すアットホームな結婚式に近い余興があればぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、アットホームな結婚式にするために友人のスピーチや余興をなくすことのメリット・デメリットについて紹介してきました。
- 無理に友人のスピーチや余興を入れる必要はない
- 友人の性格的に余興をお願いするのに向かないこともある
- 友人のスピーチや余興を無くす代わりに全員で楽しめる余興を取り入れる
スピーチや余興をしてもらうことで、お祝いしてもらっていることをより実感できるためお願いしたいという人も多くいます。
しかし、食事や歓談をゆっくり楽しんでほしいと思っている人達からすると、友人への余興のお願いはその人にとって負担になってしまうことがあるためあまりおすすめできません。
その代り、各テーブルに回って全員と話が出来るような余興を取り入れるようにしたり、内容に工夫をしたりするといいでしょう。
この記事を参考に、ゲストも自分たちも楽しめる結婚式が作れるといいです