結婚式のプロフィール紹介などで、相手の第一印象は?という質問に、「怖そうだった」「苦手なタイプだな、と思った」「絶対に友達になりたくないタイプだった」などの回答で笑いを誘われた経験はありませんか?
第一印象があまりよくなくても、長続きしたり結婚したりするカップルが少なくないのはどうしてなのでしょうか。
この記事では出会いが最悪でも、その相手があなたの大切な障害のパートナーになりえるというお話をさせていただきます。
第一印象が悪い人が、大切な人に変わる理由
ギャップがある人は魅力的に見えるというのは、昔から行動心理学のジャンルなどで唱えられ続けている説です。
特に男性のギャップというのは女性にとって魅力を感じるポイント。
第一印象が怖そうな相手が、子供やお年寄りに親切だったら、普通の人が親切にしているときよりも、相手への好感度が上がりませんか?
そして、第一印象が悪かった相手に対しては、好感度は加点式になります。
第一印象が良すぎると、少し欠点があるだけで評価はがくんと落ちてしまうため、第一印象が良すぎる相手というのはリスクを伴っているのです。
底辺からじわじわと上がっていく相手への好感や思いは、第一印象が素晴らしかった相手よりもずっと価値のあるものです。
そういった理由から、第一印象が悪い相手でも、最終的には結婚し、生涯のパートナーになる可能性が存分にあるのです。
出会いは最悪…でも、もしかしたらこんな人?
緊張しやすいだけ
第一印象が悪い人というのは、もしかしたら緊張をしている人かもしれません。
緊張しやすい人は見切り発車で物事を進めることをしない真面目な人が多く、失敗を恐れるあまり、緊張して空回りしてしまうこともあります。
しかし、緊張はいつか溶けるもの。
一緒にいる時間が多くなれば多くなるほど、本来の姿を見せてくれるでしょう。
話下手なだけ
話が弾むまで時間がかかる人というのは、少し警戒心が強いかもしれませんが、口が堅く誠実な人が多いものです。
このタイプの人は、第一印象は良くないかもしれませんが、一度上司などから信用されたら長くかわいがられるタイプです。
不器用ながらも、自分の苦手な会話以外の部分で結果を残す努力家の人が多く、異性と付き合っても、長く相手を大切にしてくれるでしょう。
顔が怖いだけ
顔が怖い人というのは、それだけで損しています。
子供や女性から怖がられてしまったり、やけに職務質問が多かったり面接などで不利になったり…。
しかし、あなたが心のドアを一度開いてあげれば、中身は驚くほど明るい人だったり、かわいらしい性格だったりということも少なくありません。
顔が怖い人というのは、自分の顔が怖いことも自覚があるでしょうから、相手がそれを気にせず接してあげることで、その人の良い部分がどんどんと溢れてくるに違いありません。
人によって態度を変えないだけ
不愛想に見える人は、もしかすると人によってころころと態度を変えない、自分をしっかり持っている人の可能性があります。
ぶりっこな女性や、女性の前だとよい恰好をする男性など、態度をいくつも使い分ける人は、結局は本当の自分に自信が無いため、良く見せようと態度を使い分けるのです。
そういったことが無く、誰にでも同じように接することができる人は、信頼のおける自分に自信を持って生きている人です。
あなたの好みでないだけ
第一印象が良くないというよりも、あなたの好みの容姿ではない…そんな可能性はありませんか?
もちろん、自分の好みにばっちりと合った人と出会った時は、その人がどのような性格であれ、どのような人間性であれ、印象が良くなるもの。
一方タイプではない人であれば、さほど第一印象は良くないかもしれません。
しかし、人は話をして一定の時間を一緒に過ごしてみないと本質がわからないもの。
一緒に過ごす時間が増えれば、トラブルやアクシデントが起きた時に助けてくれるなどの、本当の人間性が見えるかもしれません。苦手意識を取り払い、一緒にいる時間を増やしてみると、案外好きになっていたということも多いものです。
表情が乏しいだけ
いわゆるポーカーフェイスの人は、第一印象で自分の魅力を伝えることができません。
一緒に話していて楽しいのかわからず、相手を不安にさせてしまうこともあるでしょう。
しかし、愛想笑いなどしないポーカーフェイスの人も、もちろん心の中に感情があります。
もし表情に笑顔が少なくても、それは初めのうちだけ。一緒にお笑いのテレビを見たり、感動する映画を見るなどの経験を通じて、あなたにしか見せない表情を見せてくれます。
本当の相手は出会いの一瞬ではわからない
相手がどんな人であれ、一瞬のうちに人間の本当の姿を見ることは不可能です。
会話をし、質問をし合い、一緒の時間に様々な体験をしなければ、相手のことはわからないものです。出会ってから結婚するまで、大半のカップルが数か月~数年の交際期間を経て、親交を深めていくものです。
その期間中に、第一印象ががらりと変わって、相手の良いところが見えてくる可能性は十分にあります。
もしあなたが、パートナーの第一印象が最悪だったとしても、それはその瞬間だけのこと。今一緒にいる相手が大切な相手であれば、今後の二人の関係に、第一印象が最悪だった事実など何も影響はしないのです。
むしろ、第一印象が最悪だったという経験を、お互いの笑い話にできるくらいの関係になってみてください。