プロポーズを終え、いざ入籍…となっても、入籍にはさまざまな届け出や手続きが必要です。意外と必要な書類や手続きが多く、後々放っておくと、面倒なことも。
この記事では入籍前から入籍後までの手続きについて、順を追って解説していきます。
入籍が決まったら、この記事を確認しながら一つずつクリアにしていきましょう。
結婚に必要な手続きとは
婚姻届
最寄りの市区町村の役所でもらうことができます。最近では雑誌の付録などで可愛らしいデザインの婚姻届も多く出ています。婚姻届には当人たちだけでなく、両家の保証人に記入してもらう欄があります。
保証人は親ではなく、他の家族や友人たちでも可能ですが、遠方に住んでいる方に記入してもらう場合には事前に渡しておいたり、郵送で手配しておいた方が良いでしょう。
お互いの地元が遠く、両親が遠方に住んでいる場合は、婚姻届けを数枚準備し、顔合わせの時に保証人欄に記入してもらうのが良いでしょう。数枚準備しておけば、もしもの時も安心です。
住所変更
結婚に伴い、住所変更する場合が多いと思います。転居する場合は転居日前までに役所で転出届を出し、転出証明書をもらっておいてください。
転居後は最寄りの役所で転入届を提出します。同じ市内での引っ越しの場合は引っ越し後、役所で転居届を提出します。
前もって転出届がないと、住所変更ができないので、特に遠方に住んでいる場合は前もって転出届を入手するか、ご両親に郵送してもらわないと二度手間になります。
マイナンバー・国民年金
マイナンバーや国民年金も同様に変更しておく必要があります。ともに役所で変更することが可能です。
住所変更のときにまとめて行うとスムーズですね。
入籍当日に準備するもの
入籍当日、準備するものとして下記の物があります。
- 婚姻届
- 身分証明書
- 戸籍謄(抄)本
- 届出人の印鑑
身分証明書は運転免許証やパスポートなどの写真付きのものがあると良いでしょう。
また婚姻届には本籍地だけでなく、戸籍の筆頭者を記入する欄があります。本籍地のある役所で提出する場合は役所で照合できますが、それ以外の土地で提出する場合、戸籍謄(抄)本が必要となります。
戸籍謄(抄)本は本籍地がある役所でないと発行できません。郵送でも申請は可能ですが、その場合、約2週間程度かかることがああります。婚姻届を提出する前に事前に手に入れておきましょう。
僕の場合、嫁が遠方に住んでおり、嫁の両親含めた顔合わせの時に、転出届、戸籍謄(抄)本を取ってきてもらい、婚姻届けを数枚準備し、記入をその場でしてもらいました。
入籍後に必要な手続きとは
婚姻届も無事に提出し、ほっと一安心…したのもつかの間、まだまだ必要な手続きがあります。特に姓が変更になることで、さまざまな手続きや申請をしないといけません。
一つずつ解説していきます。
運転免許証
運転免許証に記載されている姓と住所が変更になった場合、管轄内の免許センターもしくは警察署で変更しなくてはなりません。その際に住民票が必要になります。
婚姻届を提出し、住所変更も済ませた後は住民票を発行しておきましょう。本籍地が変更になった場合は、本籍地が記載された住民票が必要です。気をつけるようにしましょう。
銀行口座
銀行口座も運転免許証と同様に姓と住所を変更しなくてはなりません。これは最寄りの銀行で変更が可能です。その際に身分証明書が必要となります。運転免許証の変更を先に行っておくと良いでしょう。
クレジットカード
上の2点同様、姓と住所を変更しなくてはなりません。クレジットカードを変更せずに、そのまま放置しておくと、銀行口座とクレジットカード会社との間で引き落とし口座の姓が違うことが問題となり、引き落としできないという事態も発生します。
クレジットカードの姓の変更手続きは書面上でやり取りするため、カードの発行会社に問い合わせし、書類を取り寄せるようにしてください。
保険証
働いている場合は勤め先の担当者へ、相手の扶養に入るということであれば相手の勤め先へとそれぞれ担当者が違います。特に相手の扶養に入る場合、新しい保険証が届くまで1ヵ月ほどかかってしまうことがあります。
その期間に体調不良で病院を受診すると医療費が全額負担となってしまうため、早めに申請するようにしましょう。
自身が使用しているサービス類
他にも携帯電話や保険関係、インターネットの通販サイトの登録情報など名義変更が必要になるものがあります。それぞれ問い合わせし、必要書類など提出するようにしてください。
まとめ
今回は入籍日前後で必要な手続きや届け出について解説しました。
- 入籍前に準備しておくものは婚姻届、身分証明書、戸籍謄(抄)本、届出人の印鑑
- 入籍後は運転免許証や銀行口座などの名義変更、住所変更を忘れずに行う
入籍に伴い、姓や住所が変わると、さまざまな届け出や手続きをしなくてはなりません。効率よく進めていけるように、事前に確認しておくようにしましょう。