結婚相手が長男だとわかると、大変だね…と言われることがあります。
特に意識してなかったけれど、いざ結婚の話が進むと、長男の彼との結婚生活はうまく行くのか不安になりますよね。
長男の奥さんになる方なら一度は頭を過ぎる悩みだと思います。
せっかく結婚をするなら、苦労せず幸せな生活を送りたいのは皆共通です。
この記事では、長男との結婚が大変と言われる理由と、長男との結婚で気をつけるべきポイントをご紹介します。
長男は大変と言われる理由
なぜ次男や三男と異なり、長男との結婚だけが大変と言われるのでしょうか?それにはいくつかの理由が考えられます。
自営業であれば、跡取りを期待される
もし彼の実家が自営業であれば、跡継ぎを期待される可能性が高いです。
もし兄弟が他にいたとしても、長男の彼の出来があまりに悪い場合を除いて、ご両親の期待は長男の彼に行くでしょう。
なぜなら、最初に生まれた子供だから。
それだけなのですが、第一子への愛着というものには抗えません。
特に母親からの愛情は長男に行きがち。
あなたに対しても「息子を取られた」という気持ちがどこかにあるかもしれませんので、跡取り問題などが発生したときには、主人は私のもの!という感情を押さえ、冷静に状況を判断することが必要です。
将来彼の両親と同居の可能性がある
彼のご両親が今は元気でも、どちらかが亡くなった場合など、同居を期待されるのは長男の彼である可能性があります。
結婚相手の親との同居は、気を使わなければいけない場面が増えたり、子育てに干渉されたりと、どんなに仲が良好でも大きなストレスになります。
同居を望んでいない場合は、必ず結婚前にその意思を強く彼に伝えましょう。
介護の指揮を任される
彼のご両親が高齢や認知症になったときに、介護の負担がかかる場合があります。
もしあなたが専業主婦になった場合、負担があなたに行く可能性はゼロではありません。
仮に同居をしていなくても、月に何度も義理の両親の介護のために、遠方まで足を運ぶことも。介護は実の親であっても楽なものではありません。
排泄物の処理や認知症の相手は、自分の神経をすり減らしていくことも。介護についても、大まかで良いので、ここまでなら協力する…というボーダーラインを結婚前に決めておきましょう。
そんなに悪いものじゃない、長男との結婚
長男が大変と言われる理由を考えると、長男との結婚をやめた方がよいのかな…という気持ちになりますが、あくまで可能性として考えられることであり、同居や介護は必ず起こるわけではありません。
それよりも、長男の良いところに目を向けてみましょう。
責任感があり、頼りになる
自分がやらなければという気持ちを常に持っている長男。
失敗をしないように、しっかりと計画を立てて行動できるのも長男の魅力です。
指揮を執るのも得意なため、どうしたらいいのかを相談したときには的確に問題を解決するヒントをくれるはずです。
責任感が強いため、会社などでも頼りにされ、リーダーやマネージャーになりやすいのも長男です。
頼まれごとを蔑ろにせず、物事に真摯に向き合う真面目な長男の彼は、あなたや子供のことも、あなたの家族のことも大切にしてくれるでしょう。
優しさがある
下に兄弟がいれば尚更、厳しいながらも優しい長男。
甘えられればしっかり受け止めてくれ、基本的に陰湿ではない性格です。
困った人を助けてあげなければという正義感がありますので、問題を一緒に悩んでくれることも多いでしょう。
長男だからこそ、両親にも優しいので、親から頼られることもありますが、あなたのご両親に対してもしっかりと優しさを持って対応してくれるでしょう。
冷静沈着
思いつきで行動することや、感情が大きく揺れることがないのも長男の特徴です。
自分がしっかりし、周りをよく見ることが身についているため、いつもベストな行動をとることができます。
人が失敗したときなども、冷静且つわかりやすく失敗したポイントを教えることができるのも長男だからこそ。
子供の教育に対しても、感情的に起こることなく、冷静に対応できるので、頼れるお父さんになってくれるはずですよ。
長男特有の優遇を受けられる
長男だからこそ、実家をそのまま譲り受けることや、住宅ローンの補填をしてもらえる可能性もあります。
家の購入というのは結婚生活で最もお金がかかるイベントですから、そこが優遇を受けられるというのは大きいのではないでしょうか。
また、長男の子供だからと、子供をかわいがってもらえることも。
内孫なんて今の時代に関係あるの?と思われますが、自分の苗字を引き継いだ子供をかわいがってしまうのは人間の本能。
他の孫に比べて温かく迎えてくれる可能性も高いでしょう。
生まれ順より人間性が大切
ここでご紹介した情報のすべてが彼に当てはまるわけではないでしょう。
しかし、このような特徴があるということを理解して長男の彼と付き合うことは、自分の身を守りストレスの少ない幸せな結婚生活を送る手助けとなるはずです。
もしあなたの彼が長男だったとしても、現在では時代も変わり、長男の嫁だと苦労も多いと思われるだろうから…と、逆に過干渉にならないように気を使ってくれる親もいるくらいです。
大切なのはあなたが彼のことをどう思っているかです。生まれ順にかかわらず、彼が素敵な人間であるのであれば、長男であることは頭の片隅によけて、良い結婚生活を送れるように努めてください。プライドの高い長男ですから、ほめて伸ばす方法で、いい夫・いい父親になれるようにあなたが教育してみてくださいね。