人生でとても重要な日、結婚式に生理が重なりそう・・・。
そんな生理の不安で悩んでいる新婦さんも多いですよね。
まずは、自分に合った生理対策はとは何かを知ることが重要です。
間違った生理対策でせっかくの結婚式に後悔が残ることも。
ここでは、実際に多くの新婦さんが悩んだ、生理をずらす薬「ピル」服用のメリット・デメリット、生理用品など「ピル」を飲む以外の方法をご紹介します。
それぞれの特徴を確認することで、結婚式当日の不安を少しでも解消できますよ。
生理をずらす薬「ピル」とは?
「ピル」とは、簡単に言うと「服用することによって排卵・生理をコントロールできる薬」です。
でも、多くの新婦さんが、薬で生理をずらすのは本当に大丈夫?と服用を悩んでいます。
まずは、納得して服用するかしないかを決めるために、「ピル」の作用・飲み方を確認していきましょう。
「ピル」の作用
「ピル」をとは
- 女性ホルモンを含んでいる
- 服用することによって、体内の女性ホルモンが増える
- 女性ホルモンが増えると「排卵後のホルモン状態の体=妊娠中のような体=生理がこない状態になる」
という薬です。
生理時期をコントロールする薬としてだけでなく、避妊、生理不順、生理痛、その他婦人科系の悩み改善のためなど、広く処方されます。
「ピル」の飲み方
そんな生理をコントロールできる薬「ピル」は、生理を『結婚式の前』にずらす方法と『結婚式の後』にずらす方法があります。
いずれも、明日の生理をなんとかしたい!という方法はありません。
具体的に下記の飲み方をご紹介しますので、自身の挙式・生理予定と照らし合わせてみましょう。
「ピル」で生理を前にずらす方法(式まで時間がある人におすすめ)
結婚式の前月の生理開始日の5日目から14日間ピルを服用する→結婚式前に生理が終わる
「ピル」で生理を後にずらす方法(式まで時間がない人におすすめ)
生理予定日の5日前から式の1日前、もしくは当日までピルを服用する→結婚式後に生理が始まる
低用量「ピル」で3か月前くらいから生理を調整する方法(式まで時間がある人におすすめ)
もう一つご紹介したいのは長期服用でホルモン量の少ない「低用量ピル」です。
3か月前くらいから生理コントロールができ、副作用など自分に「ピル」があっているかどうか確かめることができます。
以上の方法がありますが、「ピル」を服用する場合は一日でも早く婦人科を受診し、自身に合った飲み方を選ぶことが大切です。
生理をずらす薬「ピル」服用のメリット・デメリット
生理のコントロールができる「ピル」には、もちろん薬なので、メリット・デメリットがあります。「ピル」を服用するに当たって事前に知っておくことが重要です。
下記ではメリット・デメリットをご紹介しますので、両方とも必ずチェックしてくださいね。
「ピル」のメリット
- 生理痛の心配がない
- ドレスが汚れる・ドレスラインに生理用品が目立つ心配がない
- 式では行きづらいトイレの心配が軽減される
- 生理による肌荒れ・便秘などの心配がない(生理を前にずらす場合)
- 婦人科を受診することにより婦人科系の健康意識が高まる
基本的に生理ではない状態で式に臨めるので、生理に関しては当然「何も心配やストレスがない」と言っていいでしょう。
実際に多くの新婦さんが「ピル」を服用してよかったと実感しているのも事実です。
また、婦人科を受診する際に生理不順などの婦人科の相談もでき、その後の体調面でも気を付けるきっかけとなります。
「ピル」のデメリット
- 人によってはむくんだり、太ったり吐き気などの副作用が出る場合がある
- 費用や時間がかかる
- 飲み忘れによる効果の軽減
- 薬で生理をコントロールすること自体に抵抗がある
「ピル」の処方には必ず婦人科の受診が必要ですが、婦人科は予約が取りづらい場合がほとんどです。
薬代も4,000円程度かかるので手間と時間が必要となります。
また、「ピル」は毎日決まった期間飲み続けることで効果が得られます。
忙しくて飲み忘れそう、という人は特に注意が必要となってきます。
さらに「ピル」のメリット・デメリットを理解する、特に「④薬で生理をコントロールすること自体に抵抗がある人」は、一度婦人科で相談だけでもしてみる、というのも一つの方法ですよ。
結婚式に生理になりそうな場合の薬以外の対処法
色々と考えて「ピル」は飲まないと決めた新婦さんも多いですよね。
ここでは「ピル」を飲まない、つまり、生理が結婚式当日に重なるという前提で、対処法をご紹介します。
しっかりチェックして、万全の生理対策で式を迎えましょう。
生理用品をうまく活用する
下着やドレスが汚れないようにするには、生理用品選びが大切となってきます。
実際に結婚式に生理が重なった新婦さんたちは下記を使用している人が多いようです。
ショーツ・パンツタイプのナプキンを使う
式ではなかなかトイレに行く機会がなく、ナプキンを変えるタイミングがない場合もあります。
そんな時、長時間着用しても漏れの心配が少ない、ショーツ型ナプキンが有効です。
タンポンを使う
ナプキンだけだと漏れの心配がある場合は、タンポンの併用が有効です。
また、ナプキンについた生理の不快感や蒸れなども軽減してくれます。
いずれの方法も普段使い慣れていない人は、少し前の生理、もしくは生理が始まってから早めに試してみることが大切です。
肌荒れや生理痛の予防をする
生理による肌荒れや腹痛などは、結婚式前・当日のケアが大切です。
いずれも普段の生理から対策済だとは思いますが、大事な結婚式ですので、いつもより特に気を付けましょう。
- 結婚式の前からストレスをためない、過度なダイエットをしない、不規則な生活をしないなど体調管理を徹底する
- 生理痛に効く市販薬を飲む
- 結婚式当日はお酒を飲みすぎない
ウェディングプランナーに相談をしておく
当日、付きっきりでサポートしてくれるウェディングプランナーには、事前に生理の可能性があることを相談しておきましょう。
結婚式当日は、なるべくトイレの回数を増やす、ドレスの汚れチェックをする、体調を気遣ってくれるなど、ウェディングプランナーならではの心遣いがあります。
相手はプロですので、恥ずかしがらずにしっかりと報告をして、万全のサポートを頼みましょう。
まとめ
結婚式に生理が重なりそうな場合は、下記の点をしっかり確認しておきましょう。
■生理をずらす薬「ピル」の服用
- 「ピル」には結婚式当日に生理の心配がない・ストレスがないなどのメリットがある
- 「ピル」には副作用の心配・費用や手間がかかるなどデメリットがある
- 相談だけでも早めの婦人科受診が大切
■薬以外の対処法
- 生理漏れがないよう、ショーツ型ナプキンやタンポンなどの生理用品を活用する
- 肌荒れや生理痛予防のために、式前から体調管理、当日お酒の飲みすぎに気を付ける
- ウェディングプランナーに生理になりそうなことを事前に相談する
以上の点を踏まえて、自分に合った生理対策を行うことが一番重要です。
大切な結婚式当日、生理の不安を少しでもなくして、思い出に残る、素敵な結婚式にしましょう。