新郎新婦が座る会場内でメインのテーブル席である高砂。ゲストとの写真をたくさん撮れる席でもあるためこだわりたいと思う人も多くいます。
そこで今回は高砂について詳しく紹介していきます。
- 高砂にはどのような意味があるのか
- 高砂で出来る装飾は何か
- 人気の高砂のデザインは何か
これらを紹介していきますので、自分たちのやりたい高砂のデザインや高砂の必要性について知ることが出来ることでしょう。
高砂とは
結婚式で使われている「高砂」は、新郎新婦が座る席のことで、金屛風をバッグにゲストよりも一段高い位置にテーブルを置いた席のことを指します。
高砂の由来
結婚式で使われている高砂は、室町時代にあった能の「高砂」という作品の中で謡われた謡曲の一部から来ています。
夫婦の愛や長寿を描いた作品で大変おめでたい能であることから、結婚式でも「高砂」をつかうようになりました。
どこで使う?
主にホテルなどの広い披露宴会場で使われることが多く、一段高いためゲストから主役の二人が良く見え、二人からもゲストの様子が良く見える席となっています。
現代の高砂
何百年もの間、日本の結婚式では当たり前に使われていた高砂ですが、最近では「ゲストと同じ目線で一緒に楽しみたい」という人が増えていることから、高さを出した高砂を使う人達は少なくなっています。
現代では高砂ではなく、「メインテーブル」という言葉で新郎新婦の席を表示するようになってきています。
以上が高砂についての紹介になります。
意外にも高砂には長い歴史があることが分かりました。
現代の高砂はスタイルを変えたもののまだまだ私たちに馴染む言葉として残っています。
そこでここからは現代の高砂のデザインについて詳しく紹介していきます。
高砂で出来ること
結婚式で使われていた従来の高砂は、ゲストテーブルよりも一段高く、金屛風が使われているスタイルでした。
しかし、最近ではゲストとの距離を近くに感じたいという新郎新婦が増えたため、高さと金屛風を出さず高砂のテーブルのみを残すスタイルが主流になってきています。
今では高砂のデザインにこだわりたいという新郎新婦が増え、様々なデザインの高砂が増えてきました。
そこで、最近の高砂にはどのような物があるのか紹介していきます。
装花
披露宴会場の一番のメインになる高砂のテーブルに花を置くスタイル。
- メリット:ゲストの目に一番触れる場所になるため、テーブルに花があるととても華やかになる。
- デメリット:少ないと空白が目立ってしまい、花を使う量が多い程、費用が高くなる。
ソファ
レストランウエディングや二次会で最近人気のスタイルであるソファ。
- メリット:メインテーブルがないため、全身を見てもらうことが出来、ゲストとの距離を近くに感じることが出来る。
- デメリット:カジュアルな雰囲気になるため式場によっては出来ないところがあり、上司や親族からは受け入れにくい場合もある。
木
高砂の周りを木で装飾するナチュラルな雰囲気な好きな人に人気のスタイル。
- メリット:室内でも緑があるため柔らかい雰囲気になり、写真映えもする。
- デメリット:場所を取るため会場の広さによってはおけないこともある。
装飾
テーブルの上にキャンドルや貝殻などの装飾品を置くスタイル。
- メリット:テーマに沿ったアイテムを置くことで会場に統一感が出る。キャンドルなどのボリュームのあるアイテムを置くことで装花代の節約が可能。
- デメリット:装飾品だけ置くと高砂が寂しく見えてしまうため花と組み合わせる必要がある。
これらが高砂に使うことが出来る装飾品になります。
自分たちのイメージや予算に合わせて高砂に使うアイテムを選ぶといいでしょう。
では、最後により高砂のデザインについてイメージを沸かせるために、具体的な高砂のデザインについて紹介していきます。
人気の高砂のデザイン10選
先ほど高砂に使われる装飾について紹介してきましたが、実際にどのようなデザインがあるのか、より理解していくために最後は人気のデザインを10選紹介していきます。
装花
高砂の定番ではありますが、花が一目に飾られていることで華やかなメインテーブルになります。
装飾
バルーンやタペストリー、ライト、キャンドルなどの装飾品を置くことで目線がそちらに行くため少ない花でも華やかな高砂にすることが出来ます。
チュール
最近高砂の装飾で人気のあるチュールはボリュームが出るためとても華やかなメインテーブルになります。テーマカラーに合わせたチュールを入れるとより統一感が増しますよ。
イニシャル
イニシャルを入れることで写真映えする高砂になります。
ソファ①
全身が見えるソファスタイルの高砂は足元から天井辺りまで装飾があるため華やかになります。
ソファ②
ソファとテーブルを使った高砂。テーブル周りに装花があるため座った時にとても華やかに見えるバランスになっています。
木
ウッド調の会場であればグリーンを多く取り入れるとオシャレな高砂になります。高さが出るため、写真映えもするデザインです。
パンパスグラス
すすきのような植物であるパンパスグラスは最近の高砂の中でも人気のある装花になります。
高さとボリュームがあるため会場・写真映えし、ソファやテーブルなど、どの高砂スタイルにも合わせやすいおしゃれな装花です。
丸い高砂
メインテーブルだけでなく、席の後ろまでこだわった高砂。ドレスはもちろん和装とも相性のいいデザインです。
番傘
番傘を装飾アイテムに使った高砂は和装婚にぴったり。色も濃いため置くだけで華やかになります。
まとめ
今回は高砂について紹介してきました。
- 高砂は昔の能から生まれた、おめでたい婚礼に相応しい装飾。
- しかし結婚式に対する意識の変化と共に高砂のあり方が変化してきている
- テーブルやソファなど、装花のデザインが人気
- 自分たちの好きなようにデザインが出来る
格式ある結婚式からアットホームな結婚式へと結婚式に対する意識が変化しているのと同時に、高砂などの装飾も変化しています。
ゲストの記憶にも写真にも一番残る場所である高砂は、自分たちらしさを表現できる場所でもあります。
せっかくの結婚式ですから会場装飾の中でも一番のメインになる高砂を満足いくデザインに出来たらいいですね。
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