結婚式を行う時期には人気のシーズンがあります。特に春の季節は秋に続いて結婚式で人気のシーズンです。
そこで今回は春の中でも4月に行う結婚式について詳しく紹介していきます。
- 4月の結婚式のメリット・デメリット
- 4月の結婚式で出来ること
これらを知ることが出来るので、4月に結婚式を挙げようとしている人達が実施するかどうかを決めることが出来るようになるでしょう。
4月の結婚式が選ばれる理由
結婚式で最も人気なシーズンは秋で、続いて人気なシーズンが春になります。どちらも共通しているのが、過ごしやすい気候であること。私自身、4月の結婚式に参列したことがありますが、とても過ごしやすく、緑や花が美しい季節で素敵だと感じたのを覚えています。
しかし、過ごしやすい時期であるのにも関わらず、4月というのは3月や5月に比べ人気の低い月なのです。
【ゼクシィトレンド調査2019年による結婚式実施月の分布】
- 4月 7.4%
- 5月 8.7%
- 6月 8.6%
- 7月 7.0%
- 8月 3.8%
- 9月 9.5%
- 10月 11.4%
- 11月 12.8%
- 12月 8.1%
- 1月 3.8%
- 2月 7.5%
- 3月 11.1%
(引用:ゼクシィトレンド調査2019)
そこで、4月の結婚式を選ぶ理由はどこにあるのか、なぜ他の月を選ぶのか、メリット・デメリットを紹介していきます。
メリット
- 暖かく過ごしやすい気候
- 花や緑が増え、装飾の装花の幅が広がる
- 春のシーズンの中でも結婚式費用が抑えられる特典が豊富
デメリット
- 年度始まりで忙しいゲストは結婚式の参列が困難なことも
- 花粉症がひどい人にとっては屋外での参列が辛くなる
- GWに差し掛かる時期は予約が取りにくい
他の月を選ぶ理由
- 3月:値引き特典が多い。桜の時期が始まるため一足早く春を楽しめ、天候の変動も少ない。
- 5月:梅雨前の気候なため過ごしやすい日が多く、GWなどの連休があるため結婚式を行いやすい。
これらが4月に結婚式を実施するかどうか検討している理由になります。
では、これらを基に4月の結婚式を実施する際の注意点についてより詳しく紹介していきます。
4月の結婚式での注意点
先ほど4月の結婚式を選んだ人たちのメリット・デメリットについて紹介してきました。
4月の結婚式に参列したときは過ごしやすい気候だったのにも関わらず、数字としてはそこまで人気の高くない春の月であるのにはやはり理由があるからです。
では、それは何故なのか。ここからはさらに4月の結婚式について理解するために上記の内容についてより詳しく紹介していきます。
仕事の繁忙期
4月の結婚式を検討するにあたって一番の悩みになるのが、仕事の繁忙期に重なりやすい時期であるということ。
新入社員の育成や新しい年度になるため仕事が増えやすい時期になり、特に教育関係の仕事についている人達にとっては4月に休みを取るのは難しいというゲストが多くいるのです。
そういった友人が多い場合は、比較的落ち着いてくる5月や長期休み中の3月に結婚式を選択する傾向にあります。
GW周辺の予約状況・費用
4月下旬にはGWが始まり、連休中なので結婚式に誘いやすく感じます。
しかしその分、注意しなくてはならない点もあるので紹介していきます。
- 結婚式場の予約が殺到する時期でもあるため、早めの予約をする必要がある。
→人気の結婚式場だと1年前には既に予約が埋まっている場合があります。 - GW中は費用の割引率が低くなりやすく、総額が高くなりやすい。
→あまり結婚式費用をかけたくない人は、GW中は避けた方がいいかもしれません。しかしその分、GWを避けた時期は値引き特典が付くことが多く費用を抑えることが出来ます。 - GW中の中日あたりはゲストが旅行に行く可能性があるため避けた方が無難。
→家族がいる人の場合、遠出を検討することもあるので初日あたりで検討した方が喜ばれます。
天候や花粉症
4月は花粉がピークの時期です。
花粉症がひどい人にとっては屋外に出ること自体が辛いため、主役の二人はもちろん、ゲストのことを思い4月を避ける人が多くいます。
また、4月は春雨と呼ばれる雨の日が続くこともあるので、ガーデン挙式を検討している人たちは避ける傾向にあります。
しかし、天候に関してはその日にならないと誰にも分からないのが正直なところ。
そのため、4月で屋外での結婚式を検討している場合は、雨天時でも屋内で楽しめる設備が整っている式場を選択するといいでしょう。
以上3つが4月の結婚式で注意したいことになります。これら3つに加え、4月の結婚式で出来るおすすめの演出についても紹介していきますので、4月の結婚式にするかどうか決めることが出来るようになるでしょう。
4月の結婚式でおすすめのポイント
先ほど、4月の結婚式で注意したい点について紹介してきました。
ゲストへの体調や多忙さの配慮や、式場の費用面から4月は避けられがちであることが分かりましたが、それだけ聞くと4月の結婚式はちょっと…と感じてしまう人もいることでしょう。
そこで、最後は4月の結婚式だからこそおすすめの演出について紹介していきます。
花を楽しむ
春は花の種類が豊富になる季節です。そのため、ブーケや会場装花に使える花の種類が大変豊富になります。
- 桜
- 芍薬
- すずらん
- アネモネ
- チューリップ
- ラナンキュラス
これらは特に結婚式で人気の花たちです。
その中でも桜は春を象徴する植物のため、会場装飾で人気のある花。4月であれば桜を用意することが可能なので、会場でお花見気分を味わうことが出来ます。
カラードレスや和装の色味が選びやすい
緑が映え、空も明るくなる4月は色味のある衣裳との相性が抜群です。
カラードレスはもちろん、色打掛や引き振袖などの和装にも色味を入れやすくなります。
春らしい柔らかい色味のパステルカラーやマカロンカラーがおすすめです。
色味を楽しむ
衣裳に色を入れるのはもちろんですが、4月は会場装飾にも色味を入やすくなる時期です。
テーブルクロスを始めとするアイテムの色やドリンクを桜色にしてみるなど、色を楽しむことが出来ます。
屋外の演出
4月はとても過ごしやすい気候であるため、屋外で出来る演出が大変人気です。
- ガーデンビュッフェ
- バルーンリリース
- フラワーシャワー
気持ちのいい気候の中でこれらの演出が出来るとより素敵な式になることでしょう。
雨天時の場合でも緑が見える会場であれば屋内でも楽しめることがほとんどです。
気候に関してはどの季節でも雨のリスクがありますので、4月だけの雨天率はあまり気にしない方がいいでしょう。
まとめ
今回は4月の結婚式について紹介してきました。
- 4月は繁忙期の人がいるため、ゲストや自分たちの仕事の予定を考える必要がある
- 日にちによってはお得に結婚式が行えるためGWを避けた時期がおすすめ
- 明るく柔らかい色味が好きな人は4月がおすすめ
4月は、緑や花が生き生きとしとても美しい月です。
そのため色味をたくさん入れたい人にとってとてもおすすめの月になります。
過ごしやすい素敵な時期になるので、ゲストの予定や体調、自分たちの予算なども含めて検討して、4月に結婚式を行うか決めてくださいね。