結婚式は幸せを感じることが出来る素敵なイベントです。
しかし普段の買い物とは違い多額の費用がかかったり準備に時間がかかったり楽な気持ちで行えるものではありません。
普段とは違う決め事が多い中で起きやすくなるのが式場とのトラブル。
そこで今回は結婚式でのトラブルについて詳しく紹介していきます。
合わせて出来る対策も紹介していくので、式場やパートナーとのトラブルが起きないよう対策することが出来るでしょう。
よくある5つの結婚式トラブル
結婚式では様々なことを決めなくてはいけません。
呼ぶゲストや席、食事内容などマナーや格式に沿って決めることが多く、新郎新婦のお互いの価値観が違うとトラブルになりやすい傾向にあります。
大きな金額が関わってくることですから決定に対して神経質になってしまうのも仕方のないことです。
そこでどのようなことでトラブルになってしまいやすいのか、よくある5つのトラブルについて紹介していきます。
金銭面
一番多いのが金銭面でのトラブル。
結婚式は一つ一つの単価が高く打ち合わせをして行くうちに数万円の単位が「安い」と感じてしまうことがあるため、大きい金額に慣れてしまわないことが大切です。
- 初期見積もりと大幅に金額が変わってしまった。
- 聞いてない追加料金が多い
- 支払う金額に両家で差が出る
サービス面
多額の金額を支払う結婚式ですからサービスもその金額に合った内容で提供してほしいと思うのは当然のこと。
しかしながら式場によってサービスの質は違うため実際に式場で打ち合わせをしてみないと分からないというのが正直なところです。
- 対応が不親切で相談し辛い
- 商品の説明が雑
- 情報共有が出来ていない
- 頼んだ商品が違った
衣裳
意外と衣裳関係でもトラブルは起きやすいです。
好みのドレスがなかった場合、「持ち込み」という手段を検討する人が多いのですが、式場によっては持ち込みが出来ないところや値引きサービスが消滅してしまうところが多くあります。
万が一、持ち込みをすることになった場合のことも考えて、事前に持ち込みのことを聞いておくのをおすすめします。
- 気に入るウエディングドレスがなかった
- 想像以上に衣裳代が高い
- サイズが無い
- 持ち込みが出来ない
余興
余興に関してはお願いするゲスト側の配慮次第というところがありますが、稀にトラブルになってしまったというケースもあります。余興に関する対策は後ほど紹介していきます。
- 余興が長すぎて時間が押してしまった
- 内容が好ましくなく批評が多かった
人間関係
式場と揉めてしまう意外にも人間関係でトラブルになりやすいこともあります。
出欠の返信など締め切りがあることに対してルーズな対応をされてしまうと不安や不満を抱きやすくなってしまうため、あまり気負わずにいることが大切です。
- プランナーと相性が悪かった
- 内容やゲストのことで両家両親と嚙み合わない
- ゲストから返信が来ない
以上が良くある結婚式トラブルになります。
しかし、誰しも揉めたりするようなトラブルにはあいたくありません。
そこで、続いてはトラブルにならないために出来ることについて紹介していきます。
トラブルにならないために出来る6つのこと
結婚式トラブルには金銭面やサービス面など5つの種類に分かれると紹介してきました。
出来ることならトラブルにならず結婚式の準備を進めたいと思うものです。
そこで、トラブルにならないために出来る6つのことについて紹介していきます。
事前リサーチ
衣裳やウエディングアイテムなどの持ち込み関連でトラブルにならないために、事前にリサーチしておくことが大切です。
- 衣裳の持ち込みが可能か
- ペーパーアイテムや司会者、カメラマンなどの持ち込みが可能か
- 持ち込み料金はいくらなのか
- 会場見学をする時期の値引きや特典サービスが何か
HPや口コミで調べることが出来る他に、契約する前の会場見学で確認しておくと「そんなの聞いてない」や「契約違反で値引きを無くされる」などのトラブルになるのを未然に防ぐことが出来ます。
打ち合わせでその都度要確認
打ち合わせを重ねていくと、打ち合わせ内で変更があったことや金額の変更点などの見積もりの確認が甘くなることがあります。
特にプランナーは式準備の内容を熟知しているがゆえに説明が甘くなってしまうこともありますので、料金やプラン内容に不明点があったら必ず確認しなくてはなりません。
私の結婚式準備の際にも、カメラマンが披露宴の最後までいてもらうためには追加料金がかかることを伝えられておらず、事前の打ち合わせでこちらから確認したことで無事最後までカメラマンにいてもらうことが出来たということがありました。
このように万が一打ち合わせ中に互いの認識が甘いまま準備が進んでしまうと、当日にトラブルが起きてしまうことになりかねませんので打ち合わせ時にはその都度確認しあうことが大切です。
- 金額の変更がなくとも打ち合わせ毎に見積書を出してもらう
- 内容に変更があった場合必ず見積書の詳細を自分たちで確認する
- 気になることがあったらその都度確認する
やりたいことがあれば先に伝えておく
特に多いのがサプライズをすることを式場にも伝えていなかったというトラブル。
結婚式は終わりの時間が決まっているため、その時間内に終われるようにタイムスケジュールに沿って進行していきます。
そんな中で式場側も知らされていないサプライズが入ると進行に大幅なズレが生じ、何かの演出を削らなくてはいけなくなってしまいますので、やりたいことがあれば必ず式場側に伝えるようにしましょう。
- サプライズは必ずプランナーに伝えておく
- 内容によっては出来ないこともあるため事前に出来るか確認しておく
予算をあらかじめ伝えておく
結婚式トラブルで多い金銭面に関しては事前に予算を伝えておくことである程度の予算のずれを防止することが出来ます。
式場を契約すると初期見積もりをベースに内容を決めていくことになるので、希望に沿った金額や内容の見積もりを出してもらうことがおすすめです。
初期見積もりから大幅な金額の増加を防ぎたい場合は、必ず、会場見学の初期見積もりの段階で希望予算の内容の見積もりを出してもらいましょう。
- 予算内で出来る演出や料理コースで見積もりを出してもらう
- 金額の増加を防ぐために一番人気の演出プランでの見積もりを出してもらう
- 予算内で式をするために式場側からしてもらえる特典サービスがあるか確認
余興内容のボーダーラインを伝えておく
ゲストからしてもらえる余興は嬉しいことが多いのですが、余興時間の制限を伝え、必ず時間を守ってもらうことが大切です。
また、中には周りが引いてしまうような内容を披露してしまうケースもあります。
そのため事前に余興内容のボーダーラインを伝えておくことがおすすめです。
【あまりお勧めできない内容】
- 下ネタや半裸のパフォーマンス
- サプライズで新郎新婦を巻き込む内容
- 新郎新婦の悪いところや失敗した話などネガティブな内容
新郎に間に入ってもらう
結婚式トラブルで意外とあるのが、両家両親が打ち合わせに介入し色々と指示してくるケース。
結婚式の主役である新婦側の両親が話に入ってくるというのはあまりないのですが、新郎側の両親が出てくることで新婦が悩んでしまうというトラブルがあります。
正直な話、結婚式は新郎新婦のために行うものですので両親が話に入ってくる必要はありません。しっかり新郎が新婦を守ってあげることが大切です。
- 新郎は新婦の味方でいることが大切
- 介入があまりにひどいときはプランナーに相談
以上がトラブルに合わないために出来る6つの対策になります。
事前に確認しておくだけでトラブルを防げることが増えますので覚えておくことをおすすめします。
最後は私が見てきた実際にあったトラブルについて紹介していきますので、これらを参考にして結婚式準備や当日にトラブルに合わないよう気を付けましょう。
実際にあったトラブル体験談
これまで結婚式のトラブルについて詳しくしてきました。
トラブルの内容や対策を知ることで自分たちの結婚式準備で何が出来るか理解できたことでしょう。
そこで最後により結婚式のトラブルについて理解するために、私が今まで見てきた実際にあったトラブルについて紹介していきます。
シーズンに合わせた改装で好みからかけ離れた雰囲気に
【トラブル】
結婚式が行われる12月の時期にクリスマス装飾をされるとのことで、見学をした当時の雰囲気からかけ離れた雰囲気になることを契約後に知らされた友人がいました。
【結果】
契約後にそのような装飾に変わることを伝えられても理解も納得もできませんので、友人は自分たちの結婚式の時間だけは元の装飾に戻してもらうように手配していました。
もちろん装飾変更による追加料金は発生していません。
通常であれば結婚式当日の時期に装飾が変わっている場合は、会場見学の時にその旨を伝えるのですが、その式場はその伝達が出来ていませんでした。
そのままの式場の装飾や雰囲気が好きでそこの式場に決めたのに全く違う装飾に変わっていたら「この式場ではない!」と感じてしまうのは当たり前ですよね。
12月のシーズンに結婚式を検討している人は、装飾がどう変わるのか確認しておくことをおすすめします。
苗字を間違われる
【トラブル】
私自身の結婚式の話ですが、自分の苗字を何度も間違われることがありました。
メールでのやり取りで担当プランナーが不在の際、代理のプランナーから返信があるたびに苗字が違っていたので名前が違う旨を伝えたのにも関わらず、音響担当のスタッフ、写真スタッフと様々な人から間違われとても嫌な気持ちに。
【結果】
両家が関わる結婚式で苗字を間違われるのは大変不安で不快であることを式場に伝えました。
担当プランナーさんは間違えたこともなくよくしてくれていたので、その式場の上の立場の人に直接伝えています。
結果、当日のアテンドスタッフを一番上のスタッフにしてもらっています。
が、いつまでたっても名前を間違われた気持ちは忘れられません…。
衣裳が入らなくなった
【トラブル】
新郎が最終フィッティングよりも太ってしまい当日のベストが入らない事態に。
【結果】
たまたまフィッティングルームにあったサイズ違いがあったため、急遽そちらに変更し着ることが出来ました。
最終フィッティング後に、正月や夏休みなどの長期休暇が入ると太ってしまいサイズアウトしてしまうケースがあります。
特に新郎に多い傾向にあるので、フィッティング後の体型変動には気を付けましょう。
新郎が飲み過ぎてベロベロに
【トラブル】
披露宴中、ゲストからお酒を注がれすぎたのに、全てのお酒を飲んでしまったために披露宴後半や謝辞などの時には酔っぱらいすぎてベロベロ。
そして披露宴終了後、新郎新婦の控室のトイレから出てこない事態に。
【結果】
ベロベロに酔っぱらってしまった新郎は何も出来ず、新婦が全て代理で行いました。
新郎側の友人は笑っていましたが、それ以外のゲストはドン引き。
披露宴後のトイレ立てこもりの際には、新郎の友人にトイレから救出してもらう事態になりました。
次の日、新婦は新郎に大激怒。
あまりの泥酔っぷりに式場の支配人からも叱られていましたが、新婦は一生忘れられない傷を抱えたと思います。
ゲスト側がお酒を注ぐことは悪いことではありませんが、悪ふざけがすぎると新婦にも迷惑が掛かりますので、節度あるお酒の量をすすめましょう。
もちろん新郎も足元にあるバケツにお酒を捨てて自分を守ることが大切です。
新郎側親族が居座る
【トラブル】
結婚式の挙式前の支度時間に新郎側の親族が控室に居座り出て行ってくれないことがありました。
新郎新婦の部屋なのに両親がいることで新婦はリラックスできず、挙式前から疲労困憊に。
【結果】
新郎の支度時間になっても出ていかなかったため、プランナーによって強制退出させられました。
挙式後も控室に来ようとしていましたが新婦の負担も考え、断り帰ってもらったそうです。
結婚式前は新郎新婦の時間を大切にしている式場が多いので出来ることなら家族との時間を設けていない限りは会わない方がいいです。
そして臨時の渡し物がない限りは両親にも控室に来ないことを伝えておくことをおすすめします。
ゲストの送迎の不備
【トラブル】
結婚式当日、親族の送迎バスを往復でお願いしていたはずなのに、行きの片道のみでの手配しかされていなかったことを披露宴のお開き中に知らされた友人がいました。
【結果】
式場側の確認ミスの甘さが招いた結果ということで、当日分のバスは間に合わないため、急遽タクシーを手配してもらうことに。
手配や移動にかかったタクシー代は式場が支払ったそうです。
式場側は片道のみのバスの手配、新郎新婦側は往復でのバスの手配と、お互いに違った内容で申し込みをしていたと認識していたため起きたトラブルです。
手配の内容に食い違いがないように打ち合わせ時にしっかりと確認しておくことが大切だということが分かります。
ウェルカムグッズの飾り方
【トラブル】
友人の結婚式でウェルカムグッズを飾る際、スタッフがケースから出してほしくない装飾品を出して飾られてしまい、式後の写真で発覚。
【結果】
準備段階でその装飾品は繊細なためケースごと飾ってほしいと伝えてあったのにも関わらず起きたトラブルでした。式後に発覚したことなので特に出来ることはなく、ただその装飾品が無事であったことにほっとしていたそうです。
ちゃんと式場側に注意してほしいことを伝えていてもこのようなことが起きてしまうことがあるので、本当に大切な物は持ち込まない方がいいのかもしれませんね。
衣裳をばらされる
【トラブル】
新郎に当日の衣裳やカラードレスの色を秘密にしていたのに、打ち合わせ中にプランナーにうっかりバレされてしまったケースもありました。
【結果】
もう一度ドレスを選び直すことに。しかしとても気に入っていたドレスたちだったため、新婦は泣いていました…。そのドレスを明かしてしまったプランナーは担当変更になったそうです。
ゲストの無断欠席
【トラブル】
参列した結婚式で、空席があるゲストテーブルがありました。
後日新婦に聞いてみると、何の連絡もなく当日無断欠席をしていたそうです。
【結果】
料理や引き出物代は100%支払っているためその分が無駄になってしまいました。
料理は他のゲストに回して残さず食べてもらえたのですが、事前に連絡さえあれば無駄になることはなかったはずです。
衣裳の破損
【トラブル】
余興で新郎がサプライズでブレイクダンスを踊った結果、激しい踊りにパンツが追い付かずヒップの境目が裂けてしまった瞬間を見たことがあります。
【結果】
衣裳を破損したことには変わりないので弁償したと聞きました。
ダンスを踊る場合、新郎であっても新婦であっても衣裳を破損してしまう可能性があるため、事前にプランナーにダンスを踊ることを伝える必要があります。
今回のケースでは、サプライズでダンスを踊ったことで衣裳を破損してしまったので、新郎が衣裳を弁償する結果になりました。
式場側としては、ブレイクダンスなどの激しいダンスをする場合は、パンツを履き替えるなどの対応をしてもらうところが多いので、動きのある余興をする場合は、必ず式場側に伝えるようにしましょう。
まとめ
今回は結婚式のトラブルについて詳しく紹介してきました。
- 結婚式のトラブルは金銭面・サービス面・衣裳・余興・人間関係の5種類がある
- トラブルに合わないためにやりたいことなどを事前に確認しておくことが大切
- 他の人のトラブルを知ることで対策を練ることが出来る
結婚式の準備でトラブルに合うことはあまりないのですが、稀に今回紹介したようなトラブルにあってしまうことがあります。
せっかくの結婚式ですからトラブルに合わないようにトラブルのケースを知って対策して楽しい結婚式、結婚式準備で出来るといいですね。