失敗できない結婚式での乾杯

結婚式

結婚式といえばパーティースタートの合図ともなる「乾杯」がありますよね。

今から結婚式をしようとしてる新郎新婦は「誰に乾杯の挨拶をしてもらおう…?」と悩む方もいらっしゃると思います。

また「乾杯の挨拶という大役を頼まれた!」というゲストの方もいると思います。

今回はその双方のためになる“乾杯を成功させる秘訣”をお教えいたします!

そもそも“乾杯”とは何か?

当たり前のようにしている乾杯ですが、どのような意味があるか皆さんはご存じですか?

乾杯の際にグラスをあわせますよね。

グラスをあわせた際の「カチーン!」という音を悪魔が嫌うことから悪魔祓いの意味があるという言い伝えがあるからだそうです。

なのでヨーロッパでは結婚式にはわざと乾杯の際に高い音を出してグラスをあわせることによって新郎新婦から悪魔を祓い、幸せを願うのだそう。

乾杯を成功させるポイント3つ

いよいよ本題です。新郎新婦とゲストの幸せを願ってされる乾杯。結婚式でも重要な場面ですよね!

だからこそ失敗は出来ない乾杯の場面をどう成功させるか。

プロからお伝えするポイントは3つです。

乾杯のタイミング

タイミングは決まりきっているものではないのか?と思われる方もいるかと思います。

ただ現在の結婚式は自由度も上がっているので乾杯のタイミングは様々あります。

そこでこれから結婚式を考えている新郎新婦には乾杯のタイミングによって変わるパーティーの雰囲気をのちほど詳しく解説しますね。

乾杯をする人

どなたに乾杯をしてもらおうか…と悩む新郎新婦も多いと思います。

一般的に多いのは会社の上司ではありますが、創りたいパーティーの雰囲気や招待するゲストの顔ぶれによっては乾杯をする人は会社の方ではないこともあり得ます。

また会社関係以外の方に乾杯をしていただいてもマナー違反ではありません!その際の注意点もお伝えしますね。

乾杯の挨拶の内容

乾杯をお願いされた人はきっと「乾杯の際にどのような挨拶をしようか」と内容を考え込んでしまいますよね。

そこで抑えるべきポイントを後ほど解説します!

結婚式にはマナーなどが多く存在しますが、マナーはおさえつつ「よくある結婚式のテンプレート」な演出だけでなく「新郎新婦らしい」オリジナリティのある結婚式を創ることも可能なのです。

上記の3つのポイントをおさえ、ゲストへも失礼のないようにマナーを守りながら

結婚式の乾杯の挨拶を成功させましょう!

乾杯の挨拶を成功させる3つのポイント解説

乾杯をするタイミング

ここでは4パターンを紹介します。

タイミングに決まりは無いので、ご自身が希望するパーティーの雰囲気にあわせて参考にしてみてください。

フォーマル度★★★「結婚式の冒頭、主賓の挨拶の後の乾杯」

乾杯の挨拶が終わるとお食事が運ばれてくるというイメージかと思います。会社関係の人を招いているのであれば主賓の次の役職の方を選ばれるのがよりフォーマルです。

進行としては「入場→ウェルカムスピーチ→主賓の挨拶→新郎新婦紹介(この間に乾杯酒をスタッフが準備)→乾杯挨拶→料理スタート→ケーキ入刀」

フォーマル度★★★「ケーキ入刀の後」

進行は「入場→ウェルカムスピーチ→主賓の挨拶→ケーキ入刀→乾杯の挨拶」という流れ。本来ケーキ入刀は日本でいうところの鏡開きと同じ意味合いを持つとも言われているので、鏡開きをした後にお酒を頂くということで、このタイミングの乾杯もあるそうです。

ただデメリットとしてはゲストの方へお食事が運ばれてくるまでの時間が長いことです。

時間帯によってはゲストもお腹がすいている状態かもしれません。

入場から乾杯の挨拶までが長いと不満に思うゲストの方も出てくるかもしれないということは頭においておいた方がいいかと思います。

カジュアル度★★☆「披露宴が始まる前」

挙式後に、新郎新婦は一度控室に戻り披露宴で入場するパターンが多いですが、最近はカジュアルな結婚式も増えているので以下のようなパターンもあります。

進行は「挙式終了→そのままゲストとガーデンなどに移動→乾杯」

ゲストとわいわいお話をしながらガーデンなどでアペリティフなどを食し、会話を楽しむ「ウェルカムパーティー」となります。そこでの乾杯の挨拶も海外風ウエディングで素敵ですね。

ウェルカムパーティーが終わったら、新郎新婦はゲストとそのまま披露宴会場へ移動する(つまり披露宴入場が無い)という形でもあり、新しいパーティースタイルです。

オリジナリティ度★★★「披露宴の結びに“チアーズ!”」

披露宴の最後??と思われるかもしれませんが欧米では見られる演出。

実は「Cheers」には「ありがとう」という意味も含まれているのだそう。

なのでパーティーでの乾杯は通常通り冒頭のほうに行い、2回目の乾杯として「みんなありがとう!」と感謝の気持ちを伝える演出なのです。

タイミングは自由ですが、

お色直し入場後に司会者の方からアナウンスを入れてもらい「乾杯!」

お色直し入場後の演出で各テーブルをまわる際に新郎新婦と各テーブルのゲストで「乾杯!」

新郎新婦からの謝辞後に「皆さん今日はありがとう!乾杯―!」

パーティーの中盤だとゲストにもお酒がまわっていい気分。そんなときにする乾杯は冒頭のかたい乾杯よりも盛り上がりそうですね!

ただ飲みすぎ注意ですよ!

2乾杯する人

ここでは3パターンを紹介します。

フォーマル度★★★「会社の上司」(披露宴で会社の方を呼ぶ場合)

会社関係の方を招待しているのであれば、主賓の挨拶には役職の高い方からご挨拶をいただくのがフォーマルです。また乾杯の挨拶の際はその次の役職の方にご挨拶を頂くのが多いパターン。

会社関係の方にご挨拶を頂くのであれば、新郎新婦の普段の働きぶりを紹介していただけますしゲストも知らない一面を知ることができるかもしれませんね。

カジュアル度★★☆「子供ゲスト」

親戚のお子様でも、ゲストのお子様でも構いません。

「かたくるしい雰囲気よりはラフな雰囲気でみんなに楽しんでほしい!」と考える新郎新婦は参考にしてみてください。

お子様であれば難しい挨拶はできないので、子供らしく元気に明るく「かんぱーい!」と言ってもらうと場が和みます。

会社の上司がいたとしても子供に乾杯挨拶を頼むことはマナー違反にはなりません。

もし気になるようであれば、事前に上司に「ゲストで来る子供が乾杯すること」をそれとなく伝えてみてもいいかもしれません。

カジュアル度★★☆「友人・キューピッド」

もし来賓を呼ばないカジュアルな式であれば、友人に挨拶をしていただくのも素敵ですね。友人なので学生時代の新郎新婦のエピソードを挨拶に交えてもらうとゲストへも新郎新婦の新しい一面を知ってもらえる機会になります。

3乾杯挨拶の内容

さて、ここでは乾杯の挨拶をお願いされたゲストへの「挨拶を成功させるためにおさえるべきポイント」を解説します。

内輪ネタになりすぎない

新郎新婦を挨拶の中で紹介しようとエピソードを準備する方も多いですよね。もちろん会社内での働きぶりや、友人関係であれば友人の輪の中で新郎新婦がどのような人物かを知れることによってゲストにも新しい発見があるので紹介することはとても素敵です!

ただ気を付けてほしいことが、【関係者にしか分からない話】をついついお話ししてしまうこと。いわゆる“内輪ネタ”です。

話が分かる人たちだけが会場で笑っている…ほかのゲストが置いてけぼりになってしまいます。

そこで新郎新婦を紹介する際は”知らない人にも伝わるように紹介“することを心がけましょう。

  • 状況や背景を分かりやすく説明
  • 関係者しか分からない専門用語は使わない

上記に気を付けてぜひ紹介してみてくださいね。

長すぎない

食事の前にあることがほとんどの乾杯の挨拶。長い時間話しすぎるとゲストの中には「長いな」と思う方もでてくるかもしれません。

ベストな時間は「1~2分」ほど

棒読み・カンペまる読み

しっかり準備して素晴らしいです。そしてカンペを手元にもっておき、見ながら挨拶されるのは全く問題ありません。

ただ目線を1回も上げずに、ただ用意したものを読むだけですと、せっかく新郎新婦のために準備したメッセージの“気持ち”が伝わりきりません。

噛んでもいい。多少言葉を忘れてもいい。

目的は“上手に話すこと”ではなく目の前にいる新郎新婦を心の底から祝福し、気持ちのこもった挨拶をすることだからです。

最後に

最後に述べたように【成功する乾杯】というのは“新郎新婦を心から祝福する気持ちがメッセージから伝わること”です。

ウケたら成功、準備した通りに一言一句間違えずにカンペを読むことが成功ではなく

乾杯の挨拶をする人の「自分の言葉」で祝福し、その気持ちが新郎新婦はじめ会場の全員に伝わったときに、成功するのです。

ゲストにとっても、新郎新婦にとっても忘れられない素敵な結婚式になりますように。Cheers!!

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